2012年1月27日金曜日

自己分析について自分なりに考えた

就活中です。

というと志望する業界や職種をしぼるための自己分析が必要。僕もこれまでやっているつもりでしたが、正直言って必要性があまりわからなかった。それは主に以下のような理由。1か月前に友達と話した時、その友達も同じようなことを言っていた。

  • これまでやってきたこととか自分の趣向を振り返っても将来の自分なんてどうせ正しく想像できない
  • 限られた時間では、仕事も職種も網羅的に見ることはできないのだから、自分にとってベストの選択なんて所詮できない
  • 今、一生懸命考えたところで数年後には変わってしまう
  • どんな仕事でも頑張ってやれると思うからとりあえず仕事ください
  • 社員の人と話しても、その人のキャリアを見る限り、当時の自己分析はあまり役になっていないように思えた
  • 20数年しか生きてきていないし、そんなに大した経験もしていない若輩者が考えた自己分析なんて聞いても、オジサンたち楽しくないでしょ?

などなど。もとからちょっとネガティブ思考なのもあるが、書いていて悲しくなるほど「・・・ない」という考えに基づいた自己分析のイメージだった。でも、説明会や社員との座談会、それからこれまでの自分のことを振り返ってみてだんだん考え方が変わってきた。

  • 今できる最適な自己分析でよい
  • 考えられる材料が増えるのだから、数年後に自己分析の自分とずれるのは当然
  • 自分で考えてもわからないところはある・・・だから、人に会って外から見た自分を教えてもらう
  • 「どんな仕事でも良い」は自己分析に一生懸命取り組むことをしなかった人の言葉、今自分が何をやりたいかを頑張って探してみる
  • 社員の人は仕事の中で考えが変わったり、能力が上がったりして自己分析を更新・改善してはいるだろうけど、当時の自己分析について後悔しているわけではない
  • オジサンたちには自己分析には不完全に映るだろうが、そんなことはどうでもよくて、若輩者は自己分析に一生懸命取り組んだのか、そうだとしたらどうしてそのような自己分析になったのかを見ている
「・・・でよい」なんていうとネガティブに聞こえるけど、そういう意味じゃない。自分なりに解釈すると、自己分析というのは結局、
将来について、今の自分なりに一生懸命考えてみること
なんだというのが今の僕の結論。仕事は自己実現の一つの方法になることも考えれば、自己分析はキャリアや能力に応じてどんどん変わっていくのがむしろ普通で、今後どのような人間になりたいかを考えてゆくための練習なんだろうな。だいたい初めてやることっていうのは名でも難しく思えるものだし、自己分析で苦しむのはそういうことなんだろうと思うけど、ここでやっておけば将来いいことがありそう。

自己分析の一部がESにも表れるんだろうと思うけど、企業としては「自分の将来の姿を描く」という目標を定めたときに学生が何をどのように考えるかを見ているのであって、自己分析が将来的にわたってずっと正しく(適当に?)描かれているかは見ていないんだと思う。一生懸命取り組んだ経験という意味では他の質問と大差ない。そもそも、企業が自己分析の絶対的な素晴らしさを(もしそんなものを評価できるとして)評価しているのだとしたら、学生の過去の絶対的な業績を見ているはず。どの学会で論文賞をとったとか、数千人規模のイベントを仕切ったとか。もちろんこういうものも見ているだろうけど。そうではなくて、各学生が自分なりに目標を設定した時にどのように考えて行動したかを見ているから、目標そのものは小さなものと思われる場合でも評価されたりする。自己分析も含め、要は自分が一生懸命取り組んだ経験があるかどうかが重要なんだな。

会社に入ってからの自己分析の位置づけを考えると、サークルで部長をやっていたころの経験を振り返るのと似ているかもしれないと思った。今考えれば、サークルでやっていたことなんて正直くだらないことも多かったと思うけど、それでも当時は一生懸命考えての行動だったから、今でも後悔はない。また、そうだから、サークルの経験に基づく考えで起こした行動は正しいと思える。ということは、自己分析に今、一生懸命取り組んでおけば、会社に入ってから仕事が嫌になったときとかに振り返って「どうしてここに入ったか?」と考えてしまったとき、自己分析で考えたとおりのキャリアステップを踏めていなかったとしても、「当時一生懸命考えたことだから」と、後悔せずに納得できる気がする。少なくとも今はそう考えられる。

こんなことは他の就活生はとっくに気づいているから、どっしり構えて次のステップに移っているんだろうな・・・いつも気づくのが遅い。気付いただけまだよかったと思おう。・・・この辺も少しポジティブになっているな。

なんかもう少し深く考えた気がするんだけど、書くって難しいです。とりあえずここまで。気付いたら書き足そうかな。

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